サイト売買で起こるトラブルの事例と対応策【焦りは禁物】

「サイト売買を初めたいけど、予期せぬトラブルにあったらどうしよう…。前もってどんなトラブルがあるのかと回避する方法を経験者の人に教えてもらいたい!」
とお悩みの方にお答えします。
サイト売買でのトラブルは、特に買い手側が被害にあうケースが多いです。
売り手でも被害にあうこともありますが、買い手はお金を支払うという立場上、どうしても被害に合いやすくなってしまいます。
ただ、前もって事例や回避方法を知っておくとトラブルに巻き込まれる可能性は低くなります。
本記事では、そんな買い手が安心してサイト売買ができるようになる方法を事例とともにお伝えしています。
サイト売買におけるトラブルの事例
個人間で取引した場合に下記のようなトラブルが発生する可能性があります。
- 収益・アクセス・PVの情報が嘘だった
- ブラックハットなサイトだった
- 買収後、売り主がすぐに同じジャンルのサイトを作り競合となった
などが代表的な例になります。
どういうことか、1つずつ見ていきましょう。
収益・アクセス・PVの情報が嘘だった
これはサイト売買で初心者が失敗した事例【回避する方法は簡単です】にも書きましたが、実際に僕の知り合いが被害にあってしまった例です。
サイト売買の際に、誰もが確認するのが収益とアクセス・PVなどになりますが、売り手が資料を改ざんして提出する場合があります。
アクセスや収益が実際より多く上がっている資料を見せて、売却価格を相場よりも高くするやり方です。
収益表を鵜呑みにした買い主は買収から数カ月後に騙されたことが分かりますが、個人間の取引だと電話番号を交換していなかったり、メールアドレスが変わっていたり、そのときには確認が取れない状態になっていることもあります。
ブラックハットなサイトだった
買収してみるとSEO対策で不自然な被リンクや大量の自演リンクを集めるような手法を用いたサイトだったケースです。
ブラックハットはグーグルから嫌われており、アップデートがあるといきなり飛ばされる可能性が高く、将来性は低いと言えます。
ブラックハットでも気にしないという人もおられますが、そのサイトを再び売却することは難しいでしょう。
ただ、表面上は分かりにくいこともあり、そのような手法が用いられていると知らずに買収してしまうケースがあります。
買収後、売り主がすぐに同じジャンルのサイトを作り競合となった
サイトには問題はなかったのですが、買収後に売り主が同じジャンルでサイトを構築し、競合化してしまうケースです。
売り主は元々そのサイトやジャンルのことを熟知しているので、キーワードやコンテンツの精度を高めて、ジャンルによってはすぐに上回ることも可能になります。
そうすると、買収したサイトのアクセスは減少し収益も下がってしまい、結果相場より高い買い物になってしまいます。
さらに、メルマガ会員やTwitterの存在を隠しておいて、用意していた別のサイトへユーザーを誘導されてしまうこともあります。
こういった、被害にあってしまう方は少なくありません。
特にサイト売買の掲示板などで個人間取引をした場合に起こってしまうことがあります。
ではどのようにして回避すればよいのでしょうか?
サイト売買でのトラブルを回避する方法
収益・アクセス・PVの情報が嘘の案件を回避
買収するサイトの収益源ととなっている管理画面かキャプチャを確認させてもらいましょう。
アクセスとPVはグーグルアナリティクスやサーチコンソールのデータを提示してもらいましょう。
その際におかしな点や疑問点があれば、納得が行くまで質問してみましょう。
売り主が曖昧な回答だったり、データが正しいものかどうか判別ができない場合は、買収を見送ることも検討してください。
ブラックハットSEOのサイトを回避
サイトを確認したときに明らかに内容の薄いものなのに収益やアクセスが多いとなると怪しいです。
収益やアクセス数はサイト運営の上で重視しなければいけない点と言えますが、それよりも重要なのはユーザーにとって有益なコンテンツであるかどうかになります。
その点をブレずにサイト探しをすることで優良なサイトを買収できる可能性が高くなり、結果ブラックハットSEOのサイトを回避に繋がります。
買収後、売り主がすぐに同じジャンルのサイトを作り競合となるのを回避
これは契約書を用意することで回避できます。
僕が使う契約書の一文になります。
本件事業譲渡後3年間、売り主は、 承諾なく対象サイトに類似したサイトの制作及び運用を行わない。
期間は交渉によって決めることができますが、こういった契約書があることで売り主さんが競合になることを防ぐことができます。
また、売り主がすでに類似したサイトを運営されている場合もありますので、交渉の際に質問しておくのがよいでしょう。
まとめ:サイト売買は焦らずじっくり
以上が、代表的なトラブルと回避する方法になります。
こういったトラブルは主にサイト売買掲示板から交渉に発展した、個人間での取引の際に起こりやすいので、手数料がかかってしまいますが初心者の方はサイト売買仲介サービス会社を利用することをおすすめします。
下記がサイト売買ができる会社の特徴とおすすめを書いた記事になりますので参考にしてください。
もしくは、僕に相談してくれれば、サポートさせていただいております。
気に入ったサイトが見つかっても、焦らずにしっかり判別して納得のいく形で買収できるようにしてください。
そのサイトが判断に難しくて買収を見送ったとしても、またあなたに合った優良なサイトは必ず出てきます。
素敵なサイトに巡り会えますように。
最後まで読んでくださり、ありがとうざいました。
サイト売買の価格の相場をジャンル別に解説がありますのでサイトの適正な価格を判断する参考にしていただければと思います。