サイト売買で個人がブログを2000万円で売却して気づいたメリット

「個人でブログを売却したいけど、サイト売買ってどんな感じなの?サイト売買経験者の人から具体的な方法やサイト売買のメリットやデメリットについて教えてもらいたい」
といった人にお答えします。
本記事では、サイト売買で個人ブログを2000万円で売却して気づいたメリットを実体験に基づいてかなり具体的にお伝えしています。
サイト売却に至った経緯の部分は僕の個人的なことなので、飛ばして読んでいただいても大丈夫です。
サイト売却に至った経緯
僕はトレンドブログといわれるサイトをサラリーマン時代から運営していました。
アフィリエイト&アドセンス合わせて月間約100万円以上の収益を上げているブログで、独立してからは一層の愛着と誠意と少しばかりの遊び心を持って毎日欠かさず楽しく更新・運営をしていました。
しかし、そんなある日(というか徐々にだったのでしょうが気づかなかった)、仕事をしていると左腕が痺れてしまうようになったのです。
『あれ?ビリビリの実でも食べたかな?』
と思いながらも、いつもどおり更新作業を続けていたのですが、1ヶ月後、今度は右腕も痺れだしました。
『いや絶対、変!超変なんですけど、ドッキリ?ドッキリなんでしょ!?』
と思い、信頼できる整体で診てもらった結果、
「これはドッキリでもビリビリの実でもなく両腕腱鞘炎ですね。ついでに首と肩もリアルに激ヤバっス。」
と言われます。
それでも僕は治療を受けながら、だましだまし更新を続けていたのですが、
数ヶ月すると常に両腕に電気が流れているような感覚になり、肩を少し動かしただけで激痛が走る状態まで悪化。
そしてついに、妻にも整体師からも休養して治療に専念すること、ドクターストップを宣告されます。
サラリーマン時代から約4年間運営してきたブログだったのですが、トレンドブログだったため一日もちゃんと休んだことはありませんでした。
そのツケが一気に放出された様な気がしました。
『これって、人生最大のピンチじゃ・・・?』
なぜなら更新をストップすると、トレンドブログという性質上、アクセス・PVはだだ下がり、僕はブログ管理人としての存在意義を完全に失い、たちまち収益は奈落の底まで落下、結婚したばかりの妻には捨てられ、ついでに整体師のにいちゃんにも相手にされなくなることでしょう。
長期休養が確定しているので、その期間休んでも妻や両親が安心できるだけの貯蓄と、なんといっても手塩にかけて運営してきたブログを無駄に腐らせなくて済む方法を必死で考えます。
そして、フッと辿り着いたのがブログを売却するというアイデアでした。
サイト売買仲介サービスとやり取りをして分かったこと
さっそくネットで検索して表示されたサイト売買仲介サービス5社に電話やメールで連絡を取りました。
その時、それぞれの仲介サービスとやり取りしながら分かったのは、
- ブログ・サイト売却額の相場は収益の約10ヶ月~24ヶ月分になる
- 手数料は仲介サービスによって違い、約10%~15%かかる(買い主にもかかることがあります)
- 依頼した仲介サービス以外に、重複して依頼することは禁止
- 仲介サービスの持つサイトに掲載せず、非公開の状態で売買することも可能
- 売り主は買い主をサポートする期間を設けたほうがよい
ということでした。
この中で、僕が特に魅力に感じたのは、非公開の状態で売却できることでした。
通常ならば仲介サービスの持つサイトに公開されるのですが、ブログによっては管理人が変わると、記事の質が低下したり、ニュアンスが変わってきたりと既存のファンが離れてしまうリスクがあります。
売り主の僕としては買い主さんに、今まで通りかそれ以上の収益を上げてほしかったので、管理人が変わったことを悟られないようにするため非公開での売却を希望。
さらに僕から買い主さんへ徹底的なコンサル期間(Skype&対面&メール)を無償で1ヶ月用意することにしました。
そして、僕に掲示された見積額は
2000万円!
人生初の一括8桁キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
金額が決まると僕はことさら慎重に仲介サービスとのやりとりを進め、一つの仲介サービス依頼をしました。
ただ2000万円という額は、個人の方が簡単に買える額ではないので、もしかしたら時間が掛かる可能性があることを告げられました。
サイト売買の全体の流れ
『売れるかな、売れなかったらどうしましょ・・・』
とか思いながら痺れる腕で更新作業を続けていました。
そして1週間後、Sさんという方が買収を名乗り出てくれます。
SさんはWEB系の会社の代表の方で、サイト売買&サイト運営を専門としている会社で、僕のブログを運営する目的で購入したいというお申し出でした。
交渉は実にスムーズで、お互いの希望通りに話は進み、約1ヶ月ほどで売却・譲渡の手続きが全て完了しました。
ここでその時のサイト売買の流れをまとめると
- 仲介サービスとの専任契約
- 収益&アクセス解析のデータ提出
- 買い主の募集
- 売買交渉
- 譲渡契約
- サイト&ドメインの権限移管
- 検収・引き継ぎ
となります。
最後の引き継ぎ期間ですが、僕の場合は、売却したブログの理念や一日の作業の配分、記事の作成方法などをマニュアル化したものに加え、メール・電話・対面でのコンサル期間を無料で用意しました。
それがきっかけになり、買い主であるSさんとはとても仲良くなり、現在でも情報交換やサイト売買の業務提携までさせてもらっています。
より詳しい売り主&買い主目線の全体の流れは下記からご覧ください。
サイトを売却したことによる大きなメリット
サイト売買を通して得られる、もっとも価値のあるものの一つが新たな人脈でした。
今回の僕のケースだと、コンサル期間などが全て終了してから、ありがたいことに、今度は買い主のSさんからサイト売買に関するノウハウを教えていただくことができました。
売り主さんが持っている独自のノウハウを得れることやアフィリエイターさんとの取引の場合は業界のトレンドや流れを知れることも大きいです。
それともう一つ、この時の2000万円というのは月の収益の約20ヶ月分という数字になっています。
つまり『20ヶ月分の収益を先に頂いた』ような形になります。
さらに言い換えると
『20ヶ月分の収益+20ヶ月の時間』
を得たということにもなります。
このことは、通常の働き方をしていると起こりえないボーナスタイムと言えます。
僕はこのボーナスタイム中に、新規ブログの立ち上げや、新規事業の計画、さらに複数のサイト売買を行いました。
そして、現在ではそれらのサイトを半自動で収益化しながら、並行してその他の事業を進めていくというビジネススタイルにたどり着きました。
サイトやブログを売買することで見いだしたメリットは、
- ボーナスタイムを生み出せること
- 売り主さんからのノウハウをインプットできること
- 新たな人脈が拓けること
この3点がかなり大きいと実感しました。
そして運営することが困難になったブログを売却し、約一年間休養に専念することができ、今ではすっかりビリビリの実の呪いが解けました。
まとめ:サイト売買という選択肢
もしも、僕のようにブログやサイト運営が困難になった、或いはモチベーションが下がってしまったなどという場合には、売却を検討することをおすすめします。
そのまま運営をせず所持だけしていても、アクセスも収益も落ちていくだけなので非常に勿体ないです。
そんなときはサイト売買という選択肢があることを思い出していただければと思います。
僕が体験したように、ボーナスタイムを活用してブログを起点とした新たな道が切り開ける可能性があります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
サイト売買を使った副業・複業をおすすめする理由を下記記事に書いていますのでぜひ読んでみてください。
初心者も熟練の方にもかなり有効な収益源を増やす手段となっていますので必見です。